特許か意匠かの選定について

特許か意匠かの選定について

2017-10-06

ブログを見て頂きありがとうございます!

本日、ある案件について、特許か意匠かどちらが良いかと相談がありました。

特許の場合は、対象物を機能面で保護することになるので、機能を有する他社品を排除することが出来ますが、
特許の進歩性のハードルが結構高く、印紙代等の費用も掛かるという欠点があります。

意匠の場合は、対象物をデザイン面で保護することになるので、デザイン性が無いと申請し難いですが、
意匠の非創作容易性のハードルは、特許より低く、印紙代等の費用も、特許より低いので、
手軽な新規物では、権利化し易いという利点があります。

今回の案件は、お客様からの話を聞いていると、機能面の利点があるのですが、
異なる角度から検討すると、今までにない形状であり、デザイン面でも新規性があると思いました。

こちらとして、両方の利点・欠点を紹介した上で、お客様に選択してもらうことになりますが、
案件によって、その匙加減はいつも異なるので、その都度、調査し、検討し、結論を出すことになります。

お客様の立場を考えると、いつも頭を悩ませるところです。

また、仕事に戻ります。

最後まで見て頂きまして、ありがとうございました!

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