【シンガポール】スマホアプリで商標登録、世界初の試み

【シンガポール】スマホアプリで商標登録、世界初の試み

2019-09-02

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YAHOOJAPANニュースで、「【シンガポール】スマホアプリで商標登録、世界初の試み」という記事がありました(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190822-00000003-nna_kyodo-asia)。

なんでも、「シンガポールの知的財産事務局(IPOS)は21日、スマートフォンの専用アプリで商標登録を出願できるサービスを開始した。同様のサービス提供は世界初という。」とのこと。

スマートフォンの専用アプリで商標登録出願出来るって画期的ですね。
通常は、お客さんが弁理士等に商標を依頼して、弁理士が電子化等をして、オンライン出願しています。
専用アプリであれば、専用アプリが電子化をするイメージでしょうか。
お客さんが本人出願で処理できることになりますね。

「商業登録の申請は現在、IPOSのサイトで受け付けており、出願者には名前や住所、登録したい商標の画像、商標の使用目的などを入力・アップロードしてもらっている。申請にかかる時間は平均45~60分だ。」とのこと。

この記載は、おそらく、シンガポールの弁理士が行っている処理の内容と思います。
日本では、弁理士が、特許庁への専用ソフトをパソコンにダウンロードして、その専用ソフトで知的財産権の申請を行います。
シンガポールでは、シンガポール特許庁のサイトで出来るため、日本のように、専用ソフトのダウンロードが不要になります。その分、手間が省けますが、認証などのセキュリティ面では不安が残りますね。

「専用アプリの提供で、所要時間を10分未満に短縮する。人工知能(AI)技術を活用し、過去に似通った商標がなかったかどうかなど効率的に確認できるようにした。申請料はサイトと同様に240~374Sドル(約1万8,500~2万9,000円)とする。」とのこと。

所要時間の短縮は画期的ですね。
専用アプリ側で、人工知能技術で商標の類似性をチェックするという点も大分良いと思います。
この辺りの判断は、通常、弁理士の仕事なのですが、それが、専用アプリに取って代わることになりますね。
弁理士も負けずに頑張らねばなりません。

「企業のブランディングの成功を左右する商標登録は、世界的に出願件数が増加基調にある。シンガポールでも、出願件数は過去5年で3割増えた。IPOSは、出願手続きを簡素化することで、新興企業を中心に地場企業の競争力強化を支援したい考えだ。」とのこと。

指摘のように、企業のブランディングには、商標登録は重要です。
シンガポールでは商標出願件数が増加中であり、専用アプリが出てくれば、商標出願件数は、もっと増加することでしょう。
日本でも、商標出願件数は増加傾向です。
日本の特許庁も専用アプリの開発が開始されれば良いですね。

最後まで見て頂きまして、ありがとうございました!

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