ダウンロード違法要件、絞り込み検討へ 著作権法改正案

ダウンロード違法要件、絞り込み検討へ 著作権法改正案

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YAHOOJAPANニュースで、「ダウンロード違法要件、絞り込み検討へ 著作権法改正案」(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190927-00000044-asahi-soci)という記事がありました。

なんでも、「権利者の許可無くインターネットに上げられた漫画や写真、論文などのダウンロードを違法とする著作権法の改正について、文化庁が改めて検討を始めることがわかった。ネット利用を萎縮させると懸念が相次ぎ、3月には国会提案が見送られていたが、今回は違法となる要件を絞り込むことも視野に入れている。」とのこと。

前回、違法者が権利者の許可無く漫画等をインターネットにアップする場合は、違法者に著作権侵害が成立するものの、アップされた漫画等を閲覧する利用者には、ネット利用の萎縮を考え、著作権侵害が成立しない、という方針でした。
今回、利用者も著作権侵害が成立することを考えているようです。
今、問題になっている「漫画村」などを踏まえて、そのような方針にしたんだと思います。

記事では、「文化庁は、来月にも法改正について不安を感じる点などを尋ねるパブリックコメント(意見公募)を始め、ネットの使い方についてのアンケートも募る。」とのことです。

どのような意見が集められるかですね。
個人的には、利用者の制限をあまり掛けないようにして欲しいですね。

記事では、「法改正案は、著作権侵害のものだと明確に知りながらのダウンロードを違法とする内容だった。ネット上の海賊版対策に抜け穴を作らないよう、一部にでも著作権侵害物が含まれれば違法としたため、勝手に個人のブログに転載された写真や、アニメのキャラクターを使ったツイッターのアイコンなどをダウンロードしたり、スマートフォンなどの端末内で撮影する「スクリーンショット」をしたりすることも対象だった。」とのことでした。

実際、「著作権侵害のものだと明確に知りながら」という要件の立証が難しいところです。
この要件は、違法者側ですので、今後、利用者側に来る可能性はありますね。
ただ、利用者の行動を制限すると、新しい創作活動等が生まれ難くなると思います。
個人的には、違法者側の摘発をし易い法構成にして欲しいところです。

最後まで見て頂きまして、ありがとうございました!

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